第 15 章 公式投稿採択プロセス

PEAR の初期においては、新しいパッケージの投稿は、PEAR 開発者メーリングリストにメールを出すという略式なものでした。 時が経つにつれ、新たなパッケージの投稿の数も劇的に増加し、すべての投稿を把握することが 難しくなって来ました。

そこで、問題を解決するために、WEB ベースの投稿管理システムが構築されました。 そのシステムは、PEPr と呼ばれています。 "PEAR Proposal system" の略称で、スパイス(の胡椒)と同じように発音されます。

この章では、まず、PEPr を用いて投稿を行う際の要求事項とワークフローについて述べます。 ついで、実際に投稿する方法についての情報を提供します。 最後に、投稿が採択された後に行うべき事柄について説明します。

この章を読めば、すぐにパッケージを投稿することができることでしょう。

Step 1: 要求事項

投稿する に行っておく必要のある事項は、以下の通りです。

  • パッケージの名称を決める

    各パッケージは、当然、それぞれ異なる名前である必要があります。 適切なパッケージ名はどうのようなものか"感じる"ために、 既存パッケージ一覧を 参照してください。

    パッケージ名の選択は、ある種の反復プロセスで、 投稿採択プロセス中に名前を変更することになるかも知れません。

  • パッケージの所属カテゴリを決める

    パッケージの名称がそれぞれ異なるということに関連していますが、 パッケージはカテゴリに所属する必要があります。 カテゴリは、パッケージブラウザに リストされています。

  • パッケージの説明を書く

    投稿するには、パッケージの説明が必要です。 この説明には、パッケージについて細部まで細かく記述する必要は無いですが、 少なくとも、基本的なコンセプトと機能の一覧については記しておくべきです。 パッケージが受け入れられたら、1行にまとめた概要と、全文の説明を 書くこととなります。

  • パッケージのライセンスを選択する

    各パッケージは、認定済みのオープンソースライセンスの基で利用許諾される 必要があります。オープンソースライセンスについて良く知らないのならば、 PHP ライセンスを選ぶと良いでしょう。 PEAR グループは、この件に関連して、 ライセンスについてのアナウンスメント (License Announcement) を発表しています。

  • サンプルと文書を書く

    サンプルや文書なしでは、PEAR 開発者がパッケージを評価することができませんし、 ユーザがパッケージを利用することもできません。

  • 依存性を示す

    他の PEAR パッケージや特定の OS や外部アプリケーションなど、 パッケージの実行に必要な外部要素を列挙し、依存性のリストを作成します。

    例 15-1依存性リストの例

    パッケージは、Linux でのみ動作し、DB パッケージ、および バージョン 1.8.4 以降の Log パッケージを必要とし、 PHP 4.3.0 以降でのみ動く場合、依存性リストは以下のようになります。

    Linux
    DB
    Log >= 1.8.4
    PHP >= 4.3.0
    

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